危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 ・ ステージ4

火災予防と消火 ― 総まとめ

この章でわかること

1火災の種類と消火器の適応

A火災普通火災(木材・紙・布)
B火災油火災(第4類はこちら)
C火災電気火災(通電中の電気機器)

消火器には適応する火災の種類が表示されています。B火災に使える消火器を選ぶのが第4類の現場です。

2第4類の火災への対応表

適:泡、粉末、二酸化炭素、ハロゲン化物の消火剤
使い道あり:霧状の水(冷却・窒息)。タンク火災では隣接タンクの冷却注水
不適:棒状の水(油を拡散させる)。水溶性の液体への通常の泡(壊れる)

初期消火の目安は、炎が天井に達するまで。それを超えたら無理をせず、避難と119番通報を優先します。

3予防の5原則

施設の区分ごとに、屋内消火栓・スプリンクラー・泡消火設備・消火器などの設置が義務づけられています。これらの設備も定期点検の対象です。

例題

第4類の火災について、正しいものはどれか。

  1. B火災(油火災)に分類される
  2. 棒状の水による消火が最も適している
  3. 初期消火は炎が天井を超えてから始める
  4. 消火設備は点検の必要がない
  5. 水溶性の液体にも通常の泡がそのまま使える

正解は1。棒状の水は不適、初期消火の限界は炎が天井に達するまでです。

ドリルで確かめる(火災予防と消火)

要点ノートで見直す

出典:消防庁の危険物資料、消防用設備等の基準。2026年10月時点の内容です。法令は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。