危険物に関する法令 ・ ステージ4

定期点検と予防規程 ― 施設を守り続ける仕組み

この章でわかること

1定期点検 ― 1年に1回以上、記録は3年

製造所等の所有者等は、施設を技術上の基準に適合するように維持しなければなりません。政令で定める製造所等については定期点検を行い、その記録を作成して保存します。周期は原則1年に1回以上、記録の保存は3年間です。

地下タンク貯蔵所などでは、タンクの漏れを確認する点検も定期的に行います。漏えいは、火災だけでなく土壌・水質汚染の原因にもなるためです。

2予防規程 ― 施設ごとの「火災予防の社内ルール」

一定規模以上の製造所等では、火災予防のための予防規程を定め、市町村長等の認可を受けなければなりません。組織体制、点検の方法、教育訓練、火気の管理などを施設の実情に合わせて定めるもので、変更するときも認可が必要です。従業員はこの規程を守る義務があります。

予防規程は「定めて終わり」ではなく、認可を受け、全員が守って運用するもの。試験では「届出で足りる」が誤りの選択肢になります。

3守られないときは命令が出る

市町村長等は、施設が基準に適合していない場合、改修や移転、使用の停止などを命じることができます。危険物の貯蔵・取扱いが基準に違反するときにも、措置の命令の対象となります。許可を受けたあとも、守り続けることが前提の制度です。

例題

定期点検と予防規程について、正しいものはどれか。

  1. 定期点検は5年に1回以上行う
  2. 点検記録の保存期間は1年間である
  3. 予防規程は、届出だけで足りる
  4. 定期点検は原則として1年に1回以上行い、記録は3年間保存する
  5. 予防規程は従業員が守らなくてもよい

正解は4。予防規程は市町村長等の認可が必要です。

ドリルで確かめる(定期点検と予防規程)

要点ノートで見直す

出典:消防法 第14条の2・第14条の3付近。2026年10月時点の内容です。法令は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。