危険物に関する法令 ・ ステージ4

保安監督者と保安統括管理者

この章でわかること

1保安監督者 ― 現場の保安の責任者

製造所等の所有者等は、危険物の取扱作業に関して保安の監督をさせるため、危険物保安監督者を選任し、市町村長等へ届け出なければなりません。なれるのは、甲種または乙種の免状を持ち、6か月以上の取扱実務経験がある人です(丙種では監督者になれません)。

監督者が病気や不在のときに備え、あらかじめ代行者を定めておきます。選任・解任のどちらも届出が必要です。

2保安統括管理者 ― 事業所全体を見る人

大規模な事業所では、監督者ごとの管理を束ねる危険物保安統括管理者を選任します。統括管理者は、事業所全体の保安体制を統括し、監督者などを指揮します。「施設ごと=監督者」「事業所全体=統括管理者」という階層で覚えましょう。

危険物保安統括管理者(大規模な事業所)
危険物保安監督者施設ごと
危険物取扱者作業に従事

例題

危険物保安監督者について、正しいものはどれか。

  1. 丙種の免状を持つ者から選任する
  2. 実務経験は不要である
  3. 甲種または乙種の免状を持ち、6か月以上の実務経験がある者から選任する
  4. 選任しても届出は不要である
  5. 監督者は取扱作業に立ち会ってはならない

正解は3。選任・解任ともに市町村長等への届出が必要です。

ドリルで確かめる(保安監督者と統括管理者)

要点ノートで見直す

出典:消防法 第13条。2026年10月時点の内容です。法令は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。