基礎的な物理学及び基礎的な化学 ・ ステージ2

気体と圧力 ― ボイル・シャルルの法則と蒸気比重

この章でわかること

1圧力と体積、温度と体積

ボイルの法則温度が一定のとき、体積は圧力に反比例する(圧力2倍→体積1/2)
シャルルの法則圧力が一定のとき、体積は絶対温度に比例する

計算で使う温度は絶対温度(K)=℃+273 です。

標準状態とは0℃・1気圧(101.3kPa)のことで、このとき気体1molの体積は約22.4Lです。物質の量(mol)から気体の体積を見積もる計算で使います。

2蒸気比重 ― 蒸気は沈むか、浮くか

蒸気比重は、空気の密度を1としたときの蒸気の密度の比です。ガソリンの蒸気は約3〜4、つまり空気よりずっと重く、低い場所へ流れていきます。逆に水素(約0.07)やメタン(約0.55)は軽く、上へ昇ります。

軽い気体:水素、メタン、天然ガス → 天井付近にたまる
重い蒸気:ガソリン、灯油、二硫化炭素 → 床面・くぼみにたまる

3密閉と加熱は圧力を上げる

密閉した容器を加熱すると、中の気体の圧力が上がります。スプレー缶を火に投げ入れると破裂するのはこのためです。危険物の容器を火気の近くや高温の場所に置かないのは、内容物の膨張と圧力上昇を防ぐためでもあります。

例題

温度を一定に保ちながら、気体の圧力を2倍にした。このとき体積はどうなるか。

  1. 2倍になる
  2. 変わらない
  3. 1/2になる
  4. 1/4になる
  5. 4倍になる

正解は3。ボイルの法則により、体積は圧力に反比例します。

ドリルで確かめる(気体と圧力)

要点ノートで見直す

出典:基礎物理・化学(気体)。2026年10月時点の内容です。法令は改正されることがあるので、試験の前には最新の公式資料で確認してください。